こんにちは!えみこです!
流産、不妊治療、卵巣ねん転を経て現在妊娠6ヶ月の33歳です!
私は妊娠9週のときに、卵巣ねん転のため緊急手術、入院しました。
そのときに初めて使った高額療養費制度。
何が起こるか分からない人生!
高額療養費制度は知っておいて絶対損はない制度です!
申請の仕方から、実際の入院手術費用支払いまでお伝えします!
高額寮費制度とは
高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、ひと月(月の初めから終わりまで)で上限を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。
厚生労働省保険局
つまり、医療費がすごーく高くなったら、国が負担するよ!っていうなんとも優しい制度です。
国が負担してくれる上限額は、年齢や所得によって異なります。
69歳以下の上限額
私は69歳以下ですので、69歳以下の上限額を見ていきます。
上限額は、所得によって変わってきます。
区分 | 年収 | ひと月の負担の上限額(世帯ごと) |
---|---|---|
① | 1,160万円以上 | 252,600円+(医療費−842,000)×1% |
② | 770〜1,160万円 | 167,400円+(医療費−558,000)×1% |
③ | 370〜770万円 | 80,100円+(医療費−267,000)×1% |
④ | 〜370万円 | 57,600円 |
⑤ | 住民税非課税者 | 35,400円 |
私の場合は③に当たります。
さらに負担を軽くする方法
年収が370万円以下の人は、医療費が高額になったとしても57,600円の支払いで済むということですが、さらに負担を軽くする方法があるんです。
おひとり1回分の窓口負担では上限額を超えない場合でも、複数の受診や、同じ世帯にいる他の方(同じ医療保険に加入している方)の受診について、窓口でそれぞれお支払いいただいた自己負担がくを1ヶ月単位で合算することができます。
厚生労働省保険局
つまり、ひとりでは高額療養費制度の金額にならない医療費も、家族とまとめられるよ!というお得な制度です。
条件はありますが、覚えておいて損はないですね。
さらにさらに負担を軽くする方法
過去12か月以内に3回以上、上限額に達した場合は、4回目から「多数回」該当となり、上限額が下がります。
厚生労働省保険局
何度も入院や手術を繰り返して医療費が高額になった場合、高額療養費制度を使っても出費が大変なことになります。
そんなことにならないように、3回以上高額療養費制度を使った場合は、上限額が下がるんです。
これも覚えておいて損はない制度ですね。
申請方法
医療費が高額になることが分かっている場合は事前に申請することができます。
急な入院や手術の場合は、事後に申請できます。
事前申請の場合
事前申請の場合の手順を説明します。
- 協会けんぽの場合:協会けんぽHPから申請書を入手し、協会けんぽに郵送
- 国民健康保険の場合:各市区町村の窓口で申請手続き
- 「限度額適用認定証」または「限度額適用・標準負担額減額認定証(住民税非課税世帯の場合)」を入手
事前申請のメリット
高額医療の立て替え不要
事後申請の場合
- 協会けんぽの場合:健康保険証に記載されている協会けんぽの支部に「高額療養費支給申請書」を提出
- 国民健康保険の場合(東京都港区の場合):自己負担がくを超えていた月の3〜4ヶ月後に申請書が郵送されてくる。必要書類を添付して郵送で提出
事後申請の気をつけるポイント
- 領収書は確実に取っておこう
- 申請の期限を過ぎると申請できなくなる
- 高額な医療費は払い戻しを受けるまでは自分で立て替える
私はこれらを調べた時、協会けんぽやら、国民健康保険やら、普段あまり意識しない単語が出てきて嫌になりました。
働いている場合は、上司に聞いてみるのが手っ取り早いです。職場で対応してくれる場合もあります。
私の場合
私が実際に入院手術をして、支払い完了するまでの流れを書きます。
実際の支払い総額
実際に私は支払ったのは89,224円でした。
以下詳細です。
手術:卵巣ねん転のための腹腔鏡下手術
入院期間:手術日含め、4日間
総医療費:689,340円
支払額:89,224円
高額療養費制度を使うまでの流れ
【高額療養費制度を使うまで】
- 突然の腹痛、激痛で病院へ駆け込む。
- そのまま手術、入院(お金はもちろん持っていない状態)
- 退院日、病院の事務から支払いの話をされる。
- 退院後、上司に高額療養費制度の相談
- 後日職場から「限度額適用認定証」を受け取る。
- 退院から1ヶ月後、病院から請求書が送られてくる。
- 振り込みor病院で直接支払いだったため、病院でクレジットカードで支払い
- 完了!
高額療養費制度のことは全然分からない状態でしたが、病院の事務の方が親切に教えてくれたので助かりました。
事後の申請にはなりましたが、病院からの請求も1ヶ月かかったため、結局立て替えなしで支払いを済ますことができました。
高額療養制度の注意点
私の場合、70万円近い医療費が9万円以下におさまったのはとてもありがたかったです。
医療保険には入っておらず、最低限の安ーい掛け捨て共済にしか入っていなくてもなんとかなりました。
ただ、注意点もあります。
【高額療養費の注意点】
- 「食費」「居住費」は対象外
- 「先進医療にかかる費用」は対象外
入院が長くなるとその分、居住する日数と食事回数も増えるので、入院費用は高くなります。その分を補える程度の共済に加入するのが個人的にはベストです。
まとめ
高額療養制度は、誰でも使える嬉しいありがたい制度です。
10万程度の貯金があれば、突然の病気にも対応できることになります。
いざというときに使えるように、高額療養費制度について頭の片隅にあると便利ですよ。
高額な医療保険を見直すきっかけにもなります!
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